東京カジュアル山岳会 やまねこ倶楽部


レポート
  • 槍・穂高・乗鞍

(後編)夏の大イベント!穂高縦走


天気晴れ
アクセス車(新穂高ロープウェイ登山者駐車場)
総勢ウッチー、レオ、他3名
所要時間1日目1時間 / 2日目9時間
03:15
穂高岳山荘〜最低コル〜北穂高岳

3日目。
歩く距離は一番長い、本日の山行。

朝早くからヘッデンで出発。

今日も頑張りマッスル!

夜中の何も見えない涸沢岳山頂を超えて、いざ北穂へ。

足元まっくら。
見えているよりも怖いクライムダウン。

奈落の底に落ちていくような感覚。

でも、ちょっとヒリヒリして楽しい。

涸沢岳から一気に、鎖場を通過して降りていく。

とりあえず気持ちだけはハイテンションなメンバー。

だんだんと空が明るくなって、遠くに槍ヶ岳が見えて来る。

こんなとき、なにも言葉が出ずに山にいることの幸せと実感を感じることができる。

どんどんと高度を下げてく

だいぶ明るくなって、歩く道もわかりやすくなってきた

最低コルに到着

幸せなひととき

最低コルの道標

ここからまた、いっきに登るのかー

でも、こんな景色を見ると、やっぱり行動する活力が湧いてくる

3点確保をきちんとして歩けば大丈夫なルート

遠くに槍ヶ岳が見える

今日はあそこが目的地

ずっと稜線上を歩き続けるので、ほとんど道迷いはない

ただ、足場は常に不安定なので落石多発

落石による事故は多いと思われるので、神経使って歩くのが大変

槍をバックに記念撮影!

なぜか、置いてあったコーヒーカップ

北穂高岳まであとちょっと!

テント場をパスして…

北穂高岳に到着!

06:25
北穂高小屋〜A沢のコル〜南岳小屋

北穂高岳すぐ下にある、北穂高小屋へ

滝谷が穂高の雲を率いてじわりじわりと狙ってくる

「いつかあそこを歩く日が来るのかなー」とか思いながら、怖い半分、ワクワク半分で横目に歩く

大キレット

ぜんぜん、切れてない
規模が大きすぎ!

大掛かりな下山と登りが予想できる

ガラガラの岩場を降りる

下はコル

人もいる

でも、ガラガラでざれざれの岩場

落石禁止

ほぼ、垂壁の岩場を慎重に歩く

A沢のコルへ到着

かなり大渋滞してるのが見える

ここでひと休憩

岩場の通過は、今までに比べると安心して通過できる

とはいえ、高度感はたっぷり

長谷川ピーク

ここを登り返す

はしごいっぱい

登るでー

ひたすらに登ると、やっと南岳小屋

色々な懐かしい思いを噛み締めて到着

レオさんのこの表情!

えぇ…頑張りましたわ…色々と。

10:00
南岳小屋〜槍ヶ岳小屋〜殺生ヒュッテ

南岳小屋から先は、ハイキング!

と余裕かまして歩く

中岳通過!

でも、ぜんぜんハイキングじゃない(泣)

それなりのアップダウンを通過する

飛騨沢との分岐

ここを越えればあとは小屋だ!

やっときた!

槍ヶ岳山荘到着

とはいえ、テント場はすくないので予測していた結末

秒速で殺生ヒュッテへ

やっとこさ、今日はここで終了

手慣れたテントの設置で、おのおの今宵のホテルを作る

見上げれば槍ヶ岳が凛々しく天に伸びる

ゆーみんが、槍ヶ岳山荘から頂いたチマキを美味しく食べる

まじで美味しい!

そんなこんなで、長く歩いた1日も終了

いよいよ明日は、最終ゴールの槍ヶ岳を目指して下山で終了

達成感とともに、寂しい気持ちも少しする…

そんなビールの味だった

03:10
殺生ヒュッテ〜槍ヶ岳〜新穂高ロープウェイ

またまた渋滞を懸念して早朝出発

みんな、暗い中でのテント撤収も慣れてきた

小屋の前も、徐々に槍ヶ岳山頂を目指す人の準備が増えてきている

荷物を置いて、いっきに穂先を目指す

いくつかの鎖とはしごをこえたら…

ついに、穂高縦走完了!

まっくらでなにも見えないけれども、一緒に歩いたメンバーの達成感は間違いなく一体感があった

渋滞するまえに、下山

夜が明けてきて、山荘と稜線が綺麗に見えてきた

空もどんどんと明るくなってきた

山荘に到着すると、これから出発する人が大勢準備していた

我々は、穂高縦走の達成感に浸りながら、長かった行程を終わりにする下山につく

新穂高温泉まで約14キロ

槍ヶ岳を振り返る、屈強な山ガール

どんどんと高度をさげる

振り返れば、いっきに下ったことがわかる

笠ヶ岳に日があたる

水場で休息

水が美味しい!

さくさく下山して槍平山荘

あとは平坦な道をだらだら歩く

滝谷からの水で行水するレオさん

めっちゃきもちええでー

だいぶ、みんなも山の人の顔

あとはひたすら歩く

「切符拝見しまーす」

整備された林道を歩けば…

帰ってきたで、新穂高ロープウェイ駅!

「また、上に登りまっせ!」

という、余裕をかましながら、4日間の穂高縦走は終始楽しく終わることができた

ウッチー
ウッチー
<総括>
山をやってる人には憧れでもある穂高縦走。そして、常に思う「山に登れた」よりも「山を登った / 登らせてもらった」という達成感でいたいこと。今回の山行は間違いなく後者だったし、なによりも"素晴らしいメンバーと楽しく"山行ができた!この循環こそが安全で楽しい登山につながれると再認識できた。…と意外な真面目な、やまねこ倶楽部であった!
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