東京カジュアル山岳会 やまねこ倶楽部


レポート
  • 八ヶ岳・蓼科

晴天赤岳:ピークハント


天気晴れ
アクセス車(諏訪南IC)
総勢ウッチー、ゆかりん、マロ、はこきち
所要時間登り4時間半 / 下り3時間半
06:00
駐車場〜南沢〜摩利支天分岐

朝6時、いつもどおりの駐車場を出発。
遠くには阿弥陀岳もチラリと姿を現して、今日の晴天を暗示してくれているかのよう。

冬シーズン、何度も歩く南沢。
だいぶ気温も優しくなり、雪も溶けて春が近づいていることをよりいっそう感じれた。

そんな春が近づいているだけに、花粉症の人はテッシュ箱必須!っていうか、そのまま持って行くんかい!!!

07:30
摩利支天分岐〜行者小屋

今日は「摩利支天アイス組」と出発時間をあわせて行動していたため、摩利支天分岐にてお別れ。

我々は南沢をそのまま行者小屋まで歩く。

赤岳が見えてきた!
この景色が南沢を歩くとテンションをあげてくれる。

行者小屋に到着ー。遠くには硫黄岳も見えて、赤岳登頂がもう約束されたも同然。まずは行者小屋で一服をして、これからの登頂に備える。

意外と人も多かった。

08:10
出発準備

大同心、小同心がくっきりみえるほどの晴天!

みんなで出発準備。
赤岳のピークハントと言えども、コンディションや事故に備えてヘルメットやハーネス、ロープなどは装備して持って行く。

雪山はなめたら、やられる。。。

いざ準備を整えて、文三郎尾根から赤岳へ向けて出発!

08:45
行者小屋〜文三郎尾根分岐

急な傾斜の尾根を歩けば、もう眼下には行者小屋が。
文三朗尾根は急だけれども、高度を順調に上げてくれるし、振り返れば絶景がみれるので、赤岳の登りにはオススメしたいルート。

八ヶ岳の全貌が!!!

文三郎尾根は比較的広い尾根。
道迷いも少なく、1箇所ほど雪で埋まった急な階段があるくらい。登りの時は、さほど怖くはないが、下山時には注意かも。

唯一の核心?
溶けた雪が固まって、カリカリのコンディションになってしまうと非常にトラバースがやっかいだけれども、今日に限ってはトレースもしっかりとあり楽に通過することができた!

このあとのコンディションも期待できるかも。

雄大な八ヶ岳。
ただ、厳冬期のようは荘厳さは和らぎ、春が近いことがうかがえる。

1時間ほどで文三郎尾根分岐に到着!

10:05
文三郎尾根分岐〜赤岳

鎖場を慎重にトラバース。決して危ない場所ではないけれども、慎重に歩く癖がつけられるいい登山道。

雪のつまった急登を登り詰める

慎重に登れば大丈夫

雄大な景色がドーン!!!

岩場も慎重に歩く。ピッケルよりも手でつかんだ方がいい場所は積極的に!歩いて体験しないと、やっぱり雪山は覚えられない。

この3人の勇姿を。もう山頂まであとちょっと。

見えてきた!

10:30
赤岳山頂

行者小屋から約1時間半で、山頂に到着。
1度目は年末、2度目は年明け、そして3度目にしてやっと晴天の赤岳を踏むことができた。

山は逃げない!

そしてなんと!?
マロがモンブラン遠征時に一緒だった日本人パーティと、偶然にも赤岳山頂でばったり。

地球規模で偶然の出会いを引き起こしてくれる八ヶ岳は、やっぱりいい山だわ〜。

10:50
山頂〜地蔵尾根分岐

晴天の赤岳山頂をあとにし、下山開始。
みんなめっちゃテンション高い!

そりゃ、はこきちもおにぎりをほおばるわー。

今回はちゃんとヘルメットを被れているようで…。

アイゼンで自分の足をひっかけないよう、慎重に下山。
晴れていれば明瞭な稜線だけれども、ガスっているとちょっと迷いやすい場所もあるので注意。

赤岳展望荘まで到着。
ここまでくれば一安心。

そういえばお腹が痛いといっていたマロは、大丈夫だったのだろうか…。

地蔵尾根分岐!
いつものお地蔵さんは安定して鎮座。

11:30
地蔵尾根〜行者小屋

地蔵尾根核心の、出だしのスノーリッジ。
春だとだいぶ楽に通過できる。

まだまだ晴天!

鎖場までくれば地蔵尾根も終わったも同然。
あとは林道を歩いて、ゆっくり下山。

行者小屋に到着!

12:15
行者小屋〜ランチ〜駐車場

行者小屋まで無事に下山できたら、ほっと胸をなでおろしてみんなでランチー。

やっぱり春でも暖かい物を食べたいので、カップラーメン。

が…!?
お箸を忘れて、ピッケルで食べる羽目に。。。

意外と食べれました。

お腹いっぱいになったら、あとは楽しく下山!
まだまだ晴れてるから、みんなテンションあがりっぱー。

そんなこんな、遊びながらあっというまに美濃戸山荘へ。
お疲れ様でした!

最後、よくわからないけど、カメラを向けたら、こんなんになった…。

14:00
番外編
修行するマロ

ウッチー
ウッチー
<総括>
3度目にしてやっと晴れた八ヶ岳!春になるとだいぶ天候も雪も安定してくるので、ワンランク上の雪山をチャレンジするには良いコースと時期だったかなと。これでまた来年もいろんな冬山でスキルを上げてほしいところ。…にしても、もう山は春で冬の終わりを感じれた1日だった。
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