- 05:40
- 中尾温泉駐車場〜登山口
朝イチ
駐車場はなかなかの混雑
おっちゃん特製の水出しコーヒーで身体を目覚めさせて、いよいよ出発
槍見温泉への道路を歩いて登山口を目指す
06:07
明瞭な登山口に到着
- 06:05
- 登山口〜錫杖沢分岐
クリヤ谷の登山道は最初から急登
でも、最初だけ我慢すればあとは沢沿いを歩くので非常に心地よい
平行移動で距離を稼ぐ
一般登山道上に出てくる渡渉ポイント
「雨が降っていなければ簡単に渡れる」というようないくつかのブログを信じて、さほど警戒せずに突入してみたものの、かなり頑張らないと渡渉できない感じだった
昨晩からの雨が原因か…。
(とはいえ、そんな降っている感じの雨でもなかった)
チームワークで見事に突破!
07:16
渡渉ポイントからしばらく歩くと、左手に錫杖沢へと降りる分岐となる
いくつものブログで掲載されている、特徴的な赤リボンが目印
- 07:20
- 錫杖沢分岐〜岩屋
空はガスってる…
果たして晴れるのか???
本来ならここから既に、錫杖岳が見えてテンションが上がるはずなのに。。。
晴れ男のおっちゃんに、あとは任せよう
錫杖沢分岐から30秒ほどさがった場所は、テント設営地点
2張りほどのテントが既に設置されていた
ここで装備を整えて、いざ出発
簡単な渡渉
本流の沢を詰める
水の量もそれなりにあって、プチ沢登り感覚
先ほど装備を整えた錫杖沢の出合からさほど歩かずに、右手に巻道が現れた
参考にしたブログからも、この巻道を歩いてみることにする
巻道の目印
前日の雨のせいか、かなりぬかるんでいる
とはいえ、本流の沢から外れて歩くと小さな水流のある沢沿いを歩くことになるので、もしかしたらいつもぬかるんでるのかも…。
ここがよくあるクライマー道
確かに、道なりに歩く延長に、その道は存在していた
ただ小さい水流の沢を越えている道のため「錫杖岳へは本流を詰める」という趣旨からは外れるため、注意してあるけば間違いであることは理解できた
そうすると、クライマー道とは逆の左手にも、明瞭な道があることが確認でき、そこを歩いて本流の沢へと戻ることができた
本流の沢を歩いていると「この滝は巻きたいなー」みたいな滝が現れる
すると、やっぱり巻道が右手にある
その巻道を歩いて行ってしまうと…
…どんどんと本流の沢から外れてきた(汗)
道も明瞭。だからなおさらタチが悪い。
5〜10分ほどその巻道を「どんどんと本流から離れてってるなー」と思いながら歩くと、これ見よがしに赤テープじゃないけどスリングを発見
「もしかして、クライマー道だから、スリングなんじゃね?」という疑惑を信じて、歩いて来た道を戻り、無理やり本流へと降りていく
本流の沢へは無事に戻り、どんどんと沢を詰めていく
おそらく「とにかく沢を詰める」というのが、正解だったと、下山後に思い返すことができた
で、やっぱり本流の沢をつめると岩屋へ到着
岩屋はもう少し、本流から外れた場所にあるのかと思いきや、沢のど真ん中にあった
- 08:40
- 岩屋〜二俣〜コル
岩屋から少し天気が好天しはじめる
岩屋の右沢を詰め続ける
どんどん沢を詰める
振り返ると…
晴れてきたぁぁ!!
大きな岩をボルダーちっくに越えていく
まだまだ、みんな元気
こんな滝だって登っちゃう
沢を詰めていくと、笹薮へとつながる
濡れた笹がいく手を阻むものの、足跡ははっきりしている
笹薮を詰めれば赤テープ
赤テープ付きのケルンもあるので、正解ルート!
コルまではもうちょっと
地図とにらめっこしながらコルを目指す
踏み跡が少なくなり、トラバース気味の地帯
GPSではコルまで100mもない付近
「ここからあとは、コル目指して詰めればいいや」という安易な判断が悪夢の道へ…
うっすらとした踏み跡を信じてコルへ向けて直登
笹薮をとにかく直登
踏み跡がなくなっても直登
誰しもが「これは正解じゃないな」という思いを持ちつつも、登るしかなくひたすらに直登
笑ってしまうくらい、笹薮を両手でつかんで、全体重を預けて登り続ける
やっとこさ笹薮を越えて、コルから少し右へ外れた基部へ到着
そこからコルへのトラバースをする
とにかくコルへ向けて薮を漕いで行くと…
登山道へ合流!
赤テープも豊富で、バリルートとはいえ歩きやすい道に感謝(>_<)
- 12:15
- コル〜錫杖岳山頂
コルからは踏み跡明瞭、赤テープ満載の登山道を歩く
鈴があった
頂上まではあと少し
ついに錫杖を発見!
取り外し可能で、持てる!
そのすぐ奥には、錫杖のシンボルであるピッケルにも出会えた
13:00
困難を乗り越えたチームメンバーで記念撮影!
いや、ほんとによく頑張った…
山頂にはポケモンはいませんでした
- 13:45
- 錫杖岳山頂〜下山
山頂を踏んで、記念撮影をしたらそそくさと下山
正規ルート?を下山すると、あっというまに降りれた(汗)
道が明瞭になれば、もうあとは歩いて帰るだけ
ひたすら下山
木を滑って下山
やっとこさ、錫杖沢出合まで到着
振り返れば錫杖岳が頬でんでくれている
「あんなところまで登ったのかー」
と、全員が思ったのは間違いない
あとは一般登山道を歩いて駐車場へ到着
これが、錫杖岳を登って帰ってきた人の表情
- GPS
<錫杖岳の合言葉>
1)錫杖沢出合からは出来るだけ本流を忠実に登る。少しでも本流から外れてきたら怪しむべし
2)本流を忠実に詰めれば必ず岩屋へたどり着く。そしたら岩屋の右沢を詰めるべし
3)しばらくは「右へ右へ」と進むべし
4)簡単な草付きを越えて赤テープのケルンが現れたら正解。そこからなんとかトラバースを頑張って、直径2mたらずの心もとない小さな沢を見つけてひたすらに詰めるべし
5)笹薮のトンネルを越えたら、コルにでる。あとは明瞭な道を歩けば山頂なり
ウッチー
道無き道を歩くバリエーションルート。その憧れの1つでもあった錫杖岳は、やはり手強い山だった…。チーム全員が完璧な準備をしていても、山を歩けばやはり困難が待ち受ける。そんな困難もチームだからこそ乗り越えられるという、山登りの原点を楽しめた本当に素晴らしい山行だった!