東京カジュアル山岳会 やまねこ倶楽部


レポート
  • 甲斐駒・北岳

壮絶…池山吊尾根で残雪の北岳へ!(前編)


天気晴れ
アクセス車(白根IC)
総勢ウッチー、アニキ、はるちゃん
所要時間1日目:約8時間半
06:00
夜叉神駐車場〜鷲ノ住山

朝5時、夜叉神の駐車場はギリギリ停められるスペースがあるくらいで大盛況だった

ほとんどが鳳凰三山へのテント組のようで、これから北岳へ向かおうなんて無茶するパーティはほぼおらず…

そんな夜叉神駐車場からゲートを越えていよいよスタート!

まだまだ笑顔!
これから1時間ほどの車道歩き

夏は広河原までバスの出ている、南アルプス街道

時間によってはゲートが閉まっている?ようで、心配はしていたけれども取り敢えず6時過ぎは開いていた

ただ、ゲートがしまっていても隣の扉から中には入れるので、心配ご無用

かなり暗いのでヘッドランプは必須

トンネルを越えると南アルプスが見渡せる展望台へ

夏場はバスも通過する場所も、歩いてみると色々な発見があって面白い

でーん!と前に南アルプス

「あそこまで歩くのか…」と思うと非常に気が滅入るので、気にしないで歩くことにする

夜叉神駐車場から約1時間

鷲ノ住山に続く登山道入り口に到着

ここから山頂まで10分程度で、そこから300mは下ろうかという急な斜面を歩いていくという行程

下るということは、帰りは「登る」ということ。。。

07:00
鷲ノ住山〜あるき沢橋

鷲ノ住山を40分ほどで越えて、目印となる吊り橋

かなりグワングワン言う橋なので、必ず一人で渡りましょう

橋を越えてから、もう一度車道へ出るための道

意外と険しく、ロープとかが貼ってある

もうお腹いっぱいなくらい山登りをして、やっと車道へ

ここで休憩をして、また20分ほど車道を歩く予定

なかなか暑い

よく写真でみる水場らしき場所

たしかに飲めそう

水浴びもできそう

夜叉神駐車場から約2時間であるき沢バス停前

ここから、池山吊尾根という、本当の山登りの始まり

まだ今までは序章に過ぎなかったと思うと、恐ろしい…。

08:30
あるき沢橋〜池山小屋

池山吊尾根の登山道は基本的には破線ルート

でも目印はたくさんあるので、見失っても落ち着いて探せば必ず見つかる

とはいうものの、急な登り坂を歩いていると、精神的にも疲れてくるので見失いがち

急な斜面の救いは、どんどんと高度をあげてくれること

駐車場からはあんな遠かった山々が近くなってきている

急登を3時間

無言で登り続けるとやっと平たい場所に到着

すると枯れた池が目の前に現れて、遠くに待ち遠しかった赤い屋根の小屋が見えてくる

非常に綺麗で立派な池山小屋

到着したときには誰も中にはいなかった

11:40
池山小屋〜城峰テント場

出発から約5時間歩き続け、さすがに疲れたので小屋にて休憩

十分に休んだのち、テント場である城峰へ向けて出発

池山小屋から先もやっぱり破線ルート

何度か目印を見失いながらも、それっぽい尾根を目指して歩き続ける

だいぶ雪も出てきて残雪っぽくなってきたけど、雪があると歩きにくい…

よくわからない藪漕ぎもしてみたり。。。

たぶん間違っている道だろう

なんだかんだでまた3時間

城峰を通過し、なるべく山頂へ近い場所へテントを張ろうと探してみつけたテント場

もうほぼ登山道の隣だけれども、身も心もしんどいのでここで今日はギブアップ

そうと決まればさっさと支度

意外とスペースはあるので3人分でも十分に張れた

こんな感じで寝床を作り、1日目は無事に終了!

おまけ

装備の軽量化をギリギリまではかり挑んだ今回だけれども、やっぱりビールは忘れられない

350mlのビール x 3本 = プライスレス

このために頑張った!

そして夕飯

ウッチー
ウッチー
<総括>
10年以上前から南アルプスの地図とにらめっこしながら憧れていた池山吊尾根ルートでの北岳。十分な体力と装備とスキルを備えて挑んでみたものの、やはりそれでもしんどいから山登りは面白い!1日目はほとんどが森林限界下で展望もなく永遠と歩き続けたが、やっと明日からそれが報われる稜線歩き、楽しみにでならない…。次回へ続く。
facebook

やまねこ倶楽部のメンバー紹介へ