東京カジュアル山岳会 やまねこ倶楽部


レポート
  • 大雪山

北海道はでっかいどう!トムラウシ山レポート


天気晴れ
アクセス新千歳空港〜トムラウシ温泉
総勢ウッチー、他2名
所要時間1日目:約8時間 / 2日目:約9時間
前日:トムラウシ温泉宿泊

トムラウシ山へ登るのに一番近い場所の「トムラウシ温泉」へ前日入りして宿泊

ご飯も美味しく、大満足な旅館!

翌日からの行程に備えてみんなで準備

学生気分w

1日目:いざ神様のいる世界へ

トムラウシ温泉から車であがったところにある駐車場にとめて、いざ出発

少しガスってる…が天気は大丈夫か?

と不安になる理由がそのうちわかるとは、思いもしないスタート

入り口には登山ポストもあり、活気溢れてる

ちゃんと提出

しばらく樹林帯

雨で根っこが濡れて滑りやすい

しばらく歩くと、カムイ天上

相変わらず周りはガスっている

カムイ → 神様?
天上 → てっぺん?

とアイヌ語の妄想をしつつ、ガスガスの中を歩く

天上と言うとおり、アップダウンが少なく、湿原を歩く感じ

「ここが神様のいる場所かー、だから幻想的でガスってるのかー」なんて思いながら歩く

が、そんなことも、地上人の妄想だとゆくゆく知る

相変わらず、ガスガスの中、湿原を歩いていると…

なんと、ガスが切れてきた!

まるで、このガスが地上と天界をわける雲のよう

だいぶ歩いてきて、ちょこっと休憩

泊まった旅館でもらった朝食のおにぎり

北海道は何を食べても、めっちゃうまい!

コマドリ沢にはまだ雪渓がのこる

やっぱりここは北海道だと理解しつつも、これから天界へあがっていく白い階段にも見える

雪渓を超えると、そこは本当に天界があった

地上とは別の大地が雲のうえには広がってる

人の手がいっさい加わることがない世界

草花が、またイキイキしてる!

黄色い花が一面に広がる

そんな妄想をしてたら、あっという間にテント場に到着

新しく手に入れたMSRのテントを設営

前室も広くていい感じ!

内側はメッシュなので、基本的に結露はしない

今晩の我が家からみる風景

まったくもって贅沢だ!

室内は以外と広いけど、基本的に一人用テント

無事にテントも設営してビールで乾杯!

お昼ご飯は、綺麗な水で茹でたそうめん

ご飯も食べてゆっくりしつつ、でもちょっと時間あったので天馬周りを散策してみる

まさかここが山のうえとは思えないくらいの世界が広がる

色とりどりの花が咲いている

そして近くには池と雪渓と青空が織りなす風景

そりゃ、聖人みたいな顔で写真が撮れるわな!

しばらく歩けば、こんどはロードオブザリングみたいな世界

どこで写真撮っても絵になる山

まったく、山のうえにいるとは思えない

こここそ、神の住む世界だと理解できる

神様の世界を散歩して、またテント場に戻ってきた

夕飯の支度

こんな場所でなら、何を食べても美味しい!

えんどう豆だって美味しい!

トムラウシ山も夕日に照らされ赤く染まり、明日への登頂がいわずもがな期待してくる

そして夜も更けて、神様の世界で就寝

2日目:また北海道へ来よう

朝、簡単に朝食を済ます

外をみれば間違いのない晴れ

もう目の前に、トムラウシ山の山頂が見えている
歩けば10分くらい

雲海の広がる景色は、山に登っていればよくみる景色だけど、この北海道は規模が大きすぎて、雲海のうえにまた大地が1つ存在するかのような規模感

こんな風景は初めてみた

遠くから太陽があがってくる

暖かい日が差す山頂

こんな素晴らしい山で記念撮影!

ここにこそ、神様が住んでいると確信できる

そしてなんと!?夕張メロンとな!

きっと神様がプレゼントしてくれたのだ!

甘すぎる!
こんなメロンも初めて食べた…。

そして朝ごはん。

目玉焼きだって北海道で食べれば、最高に美味しい!

清々しい朝

朝食を食べながら簡単にテントを整理

「後ろ髪を引かれる」とは本当にこのことで、テントを残念ながら撤収する

最後に記念撮影をもう一枚

またくるよー、北海道!

色とりどりの花が楽しそうに咲いている

そんな、神様の世界を堪能して下山

途中、雪渓の下山はアイゼンを装着

歩荷する人もいたり

地上に降りた時には、いままでの風景がウソのような、汚い足元だった…

無事に下山!

「またおいでね」と言うキツネに見送られて、トムラウシ山は終了

ウッチー
ウッチー
<総括>
トムラウシ山はアイヌ語で「花の多いところ」と言うそう。まさにその名に相応しい神様が安らぐ花の多い世界だった。2014年の山行をいま改めてまとめてみて、本当に北海道は本州にない素晴らしい山があるなぁと痛感。だからまた行く!
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