- 07:45
- 船山十字路〜林道〜立場山
晴天が約束された八ヶ岳
今日は少し遅め出発で、船山十字路の駐車場へ到着
今年は松茸が豊作のようで、船山十字路の駐車場にはキノコめあて?と思われる車がたくさん駐車されていた
そんな隙間を狙って無事に駐車をし、いざ出発!
前置きとして。。。
今回は「南陵3Pを登攀する!」という目的だったので、それ以外は非常に早い行動だったので、タイムスタンプは参考にならないかもしれない
そんなわけで、スタスタと駐車場から林道を歩いてすぐに阿弥陀岳南陵への看板がみえてきた
南陵はバリエーションルートとして数えられてるけど、看板たくさん!踏み跡たくさん!なので、あまりバリっぽくはない
(けれども、やはり一般登山道ではないので要注意)
9月上旬ともあって、まだまだ暖かい季節だが、ほのかに山は秋の色をしはじめていた
そんなことを感じれる心の余裕が少しだけある、序盤のなが〜い立場山までの登り
駐車場から約1時間で立場山に到着
ここで一服いれて出発
駐車場の混雑が嘘のように、誰ともあわなかった
やっぱり今年は松茸が豊作
松茸たべたいなー
- 09:10
- 立場山〜青ナギ〜3P取付
立場山を過ぎ、ちょこっとだけ歩くとでてくる「青ナギ」
ここまでくると、目の前に阿弥陀岳がバッチリ確認可能
山頂に伸びる南陵が、これからの登攀をワクワクさせる場所で、ここに来るといつもテンションあがる!
間違いない晴天!
アルプスも一望できるほどの天気
こりゃ、今日の登攀も成功するにちがいない
青ナギから、だいたい30〜40分で無名峰を登り、少し歩いた稜線にある開けたスペースで登攀準備
3Pを登るということで、基本的な装備は全部もってきた
・ロープ8mmx50m x 2本
・アルパインヌンチャク x 5本
・確保機
・スリング各種
・カラビナ各種
そんなギアを広げるシートは、ジャケットを利用するというのがカッコイイと自分だけ思っているのはナイショ
いざ、装備を整えて南陵開始
天気もいいので稜線歩きは、景色を楽しみながらゆっくりと散策
ゆっくり歩いても、あっという間についちゃった3P直登ルートの取り付き
ロープを必要としない3Pは、この取り付きからさらにトラバースして歩き、ルンゼを登っていく
いつもはルンゼコースの南陵も、今日はこの直登ルートを前に、ワクワクとドキドキが止まらない!
- 10:30
- 3P
パートナーと装備確認をし、いざ登攀開始
垂直に見えるが、意外と手はあって登りやすい
真ん中の凹の間を抜けるのが核心か…
1ピン目は凹の手前にあって、ここは慎重に通過できた
核心を超えてしまえば、あとは慎重に進めば問題なし
30m?ほど登ったところで斜面が緩くなるので、そこでピッチをきることにした
と、おもう場所にはやっぱり支点があるので、セカンドの登攀準備をここでする
ただここのテラス?な場所は岩が脆いので、落石には十分注意したい
なんだかんだで、2ピッチで3Pを踏破できた
2ピッチ目は細尾根だったので、フリーで通過
ルンゼコースとの合流地点で装備を整理して、パートナーとかたい握手!
- 11:30
- 3P〜阿弥陀岳山頂
3P後は、30分ほどあるけば阿弥陀岳山頂につくので、思い出に浸りながら景色を楽しみつつ歩く
振り返れば、歩いてきた南陵が綺麗にみえるので、これもまた南陵コースの気持ちがいいところ
無事に阿弥陀岳山頂に到着!
それなりに人も多く、賑やかな山頂だった
我々もゆっくりと休憩
赤岳はさらに賑やかなのが、ここからも確認できるほどの人だかり
阿弥陀岳からみる八ヶ岳は、稜線が綺麗に見え、西壁の尾根群がはっきりと確認できるので、景色がバツグン!
- 12:30
- 阿弥陀岳山頂〜下山〜中央稜〜船山十字路
腹ごしらえを済ませたら、御小屋尾根方面へ歩く
我々は中央稜で下山する
御小屋尾根ですぐある鎖場のほうが、南陵よりも危ない気がするのは自分だけだろうか…
10分もあるかずに「中央稜」の目印があるので、その分岐から御小屋尾根を離れ、中央稜へ
細い尾根と不安定な石が多い道を歩くので、やっぱりここも一般登山道ではないことが確認できる
稜線沿いの中央稜は踏み跡が明瞭なので間違うことはない
稜線を一気に離れると、森林限界下での、斜面と尾根の繰り返しなので、道迷いに注意
よく確認すればリボンがあるので迷うことはあるが、踏み跡だけを信じて歩くと、違う方向へ行ってしまう可能性がある場所が多々あるので、キチンとルートの確認するのをお勧め
下山は早すぎるくらいのペースで降りてきた
山頂から約1時間半
次の山行に向けた計画の話をしながら、気づいたら広河原に到着
戻ると駐車場はガラガラだった
ウッチー
バリエーションルート入門編の阿弥陀岳南陵。3Pのルンゼを歩くたびに、指をくわえて憧れていた直登ルートを登れた今回は、例えがたい達成感を味わえた!登攀するのに様々な準備とスキルが必要なのだけれども、楽しく登ってきた過去の山行こそが一番大きな自信になって、今回の山行が成功できたとも言える。そんなことを思わせてくれる山も、やっぱり八ヶ岳だった。